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Column

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どうぶつの意識と気の流れ
どうぶつの意識II
家の中で暮らすペットの病 1
家の中で暮らすペットの病 2


『人生』を考える
才子と愚鈍
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コラム 『紳士と時代』
明けましておめでとうございます。
今年の元旦は朝日が望めませんでしたが、2日の朝はまぶしいらんらんとした朝日を望むことが出来たことに感激しました。これにちなんで、今年の始めは曇っていても後にらんらんとした輝きが見られるような恵みがある年となるようにお願いしました。


紳士と時代 ところで昨年暮れに女房と二人の忘年会と称し、一流ホテルの音楽バンドが演奏しているバーで楽しいひと時を過ごしました。多くのお客様がその楽しいムードにひたっていました。演奏の休憩時間にテーブルのお客様がウエイトレスを呼んでいましたが忙しさのあまり気が付きませんでした。一分もしないうちにテーブルを叩きバンと大きな音を立てました。他のお客様は話が止まりいっせいにそちらの方を見ましたが、平気な顔をしてウエイトレスに追加注文をしていました。一流のホテルでそのような行為をするなんと恥を知らない人でしょう。同席していた女性も平然としている態度に同類としか考えられませんでした。礼節をわきまえ謙虚に自己犠牲を厭わない心構えが無いのでしょう。一流ホテルのバーでお酒が飲める境遇にありながらとても紳士とは言いがたい人です。多分、このバーにいた多くの人たちがテーブルを叩いた音を聞き何事と思ったことと不快な思いをしたことと思います。以前の景気の良いころには、このバーも全体を見渡している人が必ずいて、注文やその他即対応していましたが、世情からか人手を少し減らしたせいもあるのではないでしょうか。お客の要望にすぐの応えられるように店も何か考えなくてはならないでしょう。お客様が喜べることを提供する時代として逆行しているようにも感じられました。似たことでは、政界も官僚もテレビや週刊誌に批判されることが多くありますが、一般社会でも地位や肩書きがあり、そしてある程度のお金もありながら紳士とは言いがたい行動や態度をとる人が見受けられます。このような風潮の人が増えているこの社会現象は何で起こるのでしょう。すべて平成の不景気に押し付けるわけにはいかないでしょう。常日頃から何事にも誠実に努力していると、自然と正しいことを見極める眼が育ち紳士になっていくものなのでしょう。2002年二人だけの忘年会で、人減らしをした店と自己犠牲の無い人との行動から、2003年に生かしていくための教訓とも受け止めました。



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