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コラム 『理念は心の中にある』
 先生方はクライアント様や動物達とどのように付き合っていくかを考えていることでしょう。また、いろいろと考えて動物病院の運営や経営をしていることでしょう。バブルが崩壊してからはアメリカの経営方法に疑問を持つ人も多くいることでしょう。
 
  私は以前から日本的な考えで経営を行ってきているが、いずれにしても理念無い経営はいずれは駄目になってしまうと思っている。動物病院の理念は、院長である先生が考え、明確化していくものである。動物病院の心のなかには必ず理念があると思っている。院長は将来を考え、理念を明確にして、私はこう考えているということをスタッフに伝えていくことも重要な仕事の一部である。形だけではその理念は無意味になってしまう。私は「森の経営学」を唱えてスタッフ教育を行っている。
 


理念は心の中にある 先日、スタッフがよその病院のスタッフと話をしているなかで、「うちは、私達は羊のようです。牧場があって普段はその中で自由にさせてもらっている。時々皆を集め点呼しているのがうちの院長のイメージです」と言うような会話をしていた。ウーンなるほどとも思える節があった。この中で、自分達は囲いの中で外敵から守られているので安心していられ、院長は時々襲われたり、怪我をしているものがいないか、病気にかかっていないかなどの点呼をしているらしい。実際、院長は自分で苦難や悩みを意思決定し、外部からのクレームなどのストレス、そしてスタッフの退職、そして売り上げなど内部的なストレスなど、すべて孤独に耐え、我慢しながらスタッフのことを考えている。スタッフは、自分達は院長に守られていることは十分承知しているのだろう。だが、実際は院長は孤独に耐え、我慢していることが山ほどあることは知られたくない弱点である。というのは、平穏無事な日常が経過しているとものすごく不安になる。
  「ストレスがないとそれがストレスになる」わけである。少しの問題が発生し、それに振り回される毎日でも、それが楽しく感じる経営を続けていられることが元気のもとである。地球上に立っているだけでも1Gのストレスはかかっているが、その程度のストレスは誰も気にならない。たまにはジャンプも楽しいものである。

  「初診貫徹、俗説に迎合しない」をモットーに「森の経営理念」を貫いて、少しのストレスを感じながら、クライアントにも、スタッフにも、そして自分自身にも感動と歓働を与える信念で成長を続けていくことが私の喜びの一つである。



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