新潟県長岡市にあるあたご動物病院様では、以前からAhmicsV4をご利用頂いておりましたが、2008年の新病院への移転に伴い、AhmicsV4をさらに活用するべく、大幅な機能の追加をしていただきました。
愛猫のテスティス(非常に珍しい雄の三毛猫!)も交えて和やかな雰囲気の中、AhmicsV4の活用状況をお話しくださいました。
〜病院概要〜
あたご動物病院
院長:竹内 克志
〒940-0036 新潟県長岡市愛宕2-6-11
Tel:025-832-3600
あたご動物病院様 外観
竹内 克志 院長
雄の三毛猫
テスティス
Q1. 新病院への移転に伴い、AhmicsV4の構成を拡張していただきましたが、どのような目的がありましたか?
A. 簡単に言うと、事務処理の簡素化、事務処理にかける時間の省略が目的でした。診察や治療をするのに時間をかけるのは必要なことですが、会計の入力やカルテの移動などで事務処理に時間をかけて飼主さんをお待たせするのは申し訳ないと思っていました。なので、病院を新しくするに当たっては、そのあたりを省力化したかったんです。
今回の移転で、二階の院長室も含めてどこでもAhmicsを見ることができるようにしました。これまでは、電話はあちこちにあっても、Ahmicsが足りなくて電話があったときにすぐにカルテの検索ができませんでした。でも、今ではどこにでもAhmicsがあるので、飼主様からの電話にすぐに対応できるようになって、とても便利になりましたね。
それに、ナンバーディスプレイも導入して良かったと思っています。特に大きいと感じているのは、飼主様から携帯電話でかかってきたときに、その番号をすぐに登録できることです。こうしておけば、もし緊急のことがあってもすぐに電話できるので便利ですね。
院内のいたるところにはAhmicsがある。
写真はCRの隣に設置されたAhmics
Q2. 携帯Web受付は弊社にとっても初めての事例となりましたが、導入のきっかけとその効果をお聞かせください。
A. やはり飼主様を待合室で待たせる時間を減らしたかったんです。飼主様にとって、待合室でただ待っている時間はもったいないですし、お待たせするのを申し訳なく思っていました。携帯電話で受付ができるようにして、待合室で待つだけの時間を、飼主様にとって有効に使ってもらって、病院にはタイミング良く来てもらえるようにしたいと思って導入しました。
今では多くの飼主様に活用してもらって、一日の外来の3割くらいは携帯で受付してから来られています。
今後の課題は、飼主様が今何番目に待っているのか、あとどれくらいで病院に来ればいいのか、という目安をつくることと、病院内のルール作りですね。
携帯Web受付ご案内チラシ
Q3. あたご動物病院様にとって、AhmicsV4とはどのような存在でしょうか?
A. 月並みな表現かもしれませんが、Ahmicsはうちのスタッフの一人のようなものですね。Ahmicsは当院の中で重要な業務の一つの部分を担ってくれています。人数にすると何人分の働きをしてくれているかわかりませんが、とても助かっています。
導入当初はちょっとした不具合もあったけど、ちゃんと対処してもらって今は問題なく動いています。それに、ペットコミュニケーションズ(株)は休みの日も連絡がつくし、対応もしてくれているので非常に助かっています。特にリモートでサポートしてくれるのが非常に心強いです。全国の動物病院がインターネットにつないで、リモートサポートのできるようになるべきだと思いますね。
Q4. 今後、ペットコミュニケーションズ(株)にどのようなことを期待されていますか?
受付に設置されたAhmics
A. 電子カルテをもっと使い勝手いい物にしてほしいですね。まだカルテの電子化はしていないので、どのくらい便利なものか、もしくは不便なものかはわかりませんが、やはりまだ踏み切れません。興味はあるので、ぜひ良いものを作ってほしいと思っています。
今回の機能拡張するに当たっても、信頼していたので取り立てて不安はありませんでした。ただ、いろいろとできるようにしてもらいましたが、まだまだ不完全だと思っています。今後もAhmicsがもっともっと便利になるよう期待しています。
Q5. あたご動物病院様とはどのような病院ですか?
A. あたご動物病院のコンセプトは「快適に」ということです。今の広い病院になって、すべての面で不快度は減ったと思います。もちろんAhmicsのおかげもあって、順調に病院が動いています。これからも、動物にとっても、飼主様にとっても、働いてくれているスタッフにとっても、もちろん我々経営者にとっても、あたご動物病院という場所が快適であるようにしたいと思っています。
獣医師としては、私は普通のことを普通にできるようにしたいと思っています。獣医療は全科診療なので、分野がとても広いですし、犬や猫もいれば鳥やウサギとかのエキゾチックアニマルも対象にしています。当院では犬と猫に絞って、よりしっかりと診察できるようにしています。とはいえ、言うは易しで、ともすれば自分の得意分野に偏りがちなので、偏りが出ないように、気を使って勉強しています。
新しい病院では、2階の外に広がる芝生はぜひ実現したかったんです。あいにく今年は晴天が少ないので、まだ茶色い部分が少しありますが、動物にとっても遊び場になっていてとても気に入っています。
院長こだわりの芝生。撮影当日はあいにくの曇天だったが、2階屋上には草原のような芝生が広がっている。
竹内先生 お忙しいところありがとうございました。今後とも宜しくお願い致します。
(本内容は、竹内先生のご承諾を得て掲載させて頂いております)
2009年8月取材