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コラム 『人材は人財である』
新卒の代診獣医師を雇っても1年から3年くらいで退職してどこかに行ってしまう。仕方なしに開業ということもある。また、不況になって収入が右肩下がりだからもういらないというような傾向もあると聞く。いつも代診は本当の意味で使えないままその動物病院を去っていく。
この原因は新卒代診の獣医師を軽視し、いつまでたっても使えないと勘違いしている院長の責任ではないか。


人材は人財である新卒の獣医師は、臨床を覚えようと意欲に燃え、夢を持って動物病院に雇われた金の卵かもしれない。せっかく来てくれた新人の獣医師を軽視するのみではなく、その獣医師の教育をおざなりにしている院長はいつも同じことを言っている。新人に教育投資をしても育つのは何年か先のことでもあり、また育つかどうかわからないし、長くは勤めてくれないので、教育はしない。もしも勉強をしたいのであれば、私の技術を盗め、技術も悪いくせに生意気なことをいったり、信用がガタ落ちなのでもういらない。代診など雇う意味がない。外来診察はやらせても何とかごまかせるが、手術は失敗するといけないから院長の留守中は手術をしてはいけないなどの決まりを設け、手術はさせないでいる。代診3年たって避妊手術が出来るようになればまだましというような教え方などと、それぞれの意見がある。心情的にそれも解らないではないが、実際にそうだろうか。本当は新人を教育して育てるほうが院長は楽になり儲けにつながるはずである。要は教育の目的、手段を明確にして取り組むことにより大きく変化する。
一度そのような風潮が出来ると、その病院の情報、風土などうまく仲間達で伝達していくものである。手術をするのに、手術の意義、その方法、そして手術器械を与えずしていては、いつまでたっても手術が出来るようになるわけが無い。
人材は人財であることを知っている院長のみが二桁の右方上がりを維持し続けている。



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